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アーティスト
ボックホル CD収録曲の解説
アルバムタイトル
サバール セーレール
1.Ndaga ダガ (セーレール&ウォロフ)
遥か昔、サバールミュージックの起源としてカオラック地方で創り出された、最も歴史の深い曲で、あらゆる儀式や祝賀の宴で演奏される曲です。
現代では、プロの歌手達(ゲウェル)が、儀式や祝賀の宴などで観衆たちにプロの模範的なダンスを披露するための曲です。
2.Saber サバール (セーレール&ウォロフ)
儀式や祝賀の宴などの始まりを知らせる曲です。
村人達に、これより儀式や祝賀の宴が始まるから、集まりなさいよ!という合図になる曲です。
また、結婚式の当日に新郎が花嫁の実家へ音楽家を送り込み、花嫁の部屋の前で演奏することによって、お迎えに来ましたよ。と知らせる伝統的な曲です。
3.Tiebou Dieun チェブジェン (セーレール&ウォロフ)
チェブジェンとは、セネガルの代表的な料理で、ライスの上に魚が盛られたお料理です。 チェブ−ライス ジェン-魚
この曲名の由来は、この曲のリズムが、「チェブジェン・チェブジェン」と話しているように聞こえることからチェブジェンになったそうです。
スピーディーな曲のため、若くて体力のある女性達が踊る曲です。
4.Yaba ヤバ (ウォロフ族)
儀式や祝賀の宴でプロの歌手達(ゲウェル)が、使命した者だけが踊ることのできるスピリチュアルな曲です。
(例)結婚式などの場合、新郎の母やお婆様などのように、その式典での重要人物が踊るための曲です。
5.Coriace コリアース (セーレール サールーン族)
儀式や祝賀の宴などで、力強くそして若い女性達が踊る最もスピーディーな曲です。女性の美しさを踊りを通じて表現するため、求婚のためのダンスでもあります。
6.Ndaga ダガ (セーレール シン族)
1曲目と同じくダガではあるが、別のリズムバージョンです。
このように、すべての曲には、何十種類というリズムバージョンがあります。
例えば、天候の違い(とても暑い日は、のんびりしたバージョンになってしまいます。)
7.Ngiogoye ジョガイ
セネガルの国民的スポーツであるセネガル相撲の大会の開会式に演奏される曲です。
8.Manyu マニュ (セーレール シン族)
酒豪としても有名なセーレール シン族が儀式や祝賀の宴で踊るための曲です。 特に、体格がよく力強い人達が好んで踊る曲です。
セーレール シン族は大酒呑みとしても有名です。
チェドと呼ばれるミル(クスクス)を醗酵させた、アルコール度数の極めて高いお酒を一気呑みしてから踊ります。
9.Yada ヤダ (セーレール シン族)
8曲目と同じくして、セレール シン族の儀式や式典で演奏される曲ですが、特に年配の女性達が踊る、少しゆったりとしたリズムの曲です。
10.Soya ソヤ (セーレール サールーン族)
セレール サールーン族の儀式や祝賀の宴で既婚の女性達が踊る曲です。
(解説) セネガルの国民的音楽のサバールミュージックの文化は、セーレール族とウォロフ族によって継承されています。
一口にセーレール族といっても、 セーレール シン、セーレール サールーン、セーレール カジョール、セーレール バオール などのように地方ごとに言語や文化も多少異なって発展しております。
そのためサバールグループのボックホルは儀式や祝賀の宴において、それらの地方ごとに発展した文化に最も適した演奏を、その場に応じて即興演奏しなければなりません。
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