アーティスト
バレー・ソーリー CD収録曲の解説
アルバムタイトル
ダンス・ゲリエ (戦士の舞)
1.Danse Guerrier ダンス・ゲリエ・ファバラ (歌−プル語)
プル族のセレモニー等で演奏される曲。
ファバラ(父・亭主)を称える内容の曲で、我が父よ、私達を産んでくれてありがとう、私達に食事を与えてくれてありがとう、私達を家に住まわせてくれてありがとう。といった日頃の感謝の気持ちを表現した曲です。
結婚式等のお祝いの儀式に演奏され、家族の絆をより一層深めるための曲です。
2.Nadiara ナディアラ (歌-マンディ語)
マリ共和国(バフラべ村)に伝わる神話、人魚伝説の曲。
(神話の内容)昔々、バフラべ村の人里離れた湖にはマリサージュ(人魚姫)が住んでおりました。村人達は、マリサージュに一目逢うために湖の周りにお供え物をして、皆で輪になり歌を歌い、太鼓を叩き「人魚姫よどうか私達に姿を見せておくれ。」とお祈りしました。そして、遂に湖面に姿を現したマリサージュは人々の願い事を叶えました。
ある時は、干ばつに苦しむ村に大雨をもたらし、子供のいない家庭へは新しい命を授け、病気に苦しむ者には、健康を与えました。という神話を歌にした曲です。
3.Doundounba ドゥンドゥンバ
戦士たちの協奏曲。
ここでいうアフリカの戦士とは、現在の警察や治安維持部隊のようにそれぞれの村を警備していた日本の歴史でいうところの、新撰組のような存在でした。
強靱な肉体をもつ戦士たちは、それぞれ不思議な能力を持っていたため、村の儀式などでドゥンドゥンバのリズムで力強く踊り、体を温め、意識が高揚したところで、戦士たちは曲芸を村人達に披露しました。
ある戦士は、口から真っ白い鳩を出し、ある戦士は、自らの肉体に刃物で切りつけても、傷一つつけず、ある戦士は、大きな炎を丸呑みしてしまった。というアフリカ戦士の勇ましさを表現した曲です。
4.Kuku クク
結婚式、命名式、誕生会、割礼などの儀式や祝賀の宴で演奏される曲。
割礼の場合、儀式の当日以降、子供達の痛みを和らげるために、陰部の傷が完治するまで、3日ごとに演奏されたそうですが、現代では省略されることが多いそうです。
5.Domba ドンバ
マンディング王国の時代から継承されている伝統的な曲。
遥か昔、西アフリカ一帯はマンディングというひとつの大きな王国として統治されていました。その当時から受け継がれている古典的な曲です。現代では、様々な儀式や祝賀の宴などで演奏されています。
6.Warassadon ワラサドン (歌-マンディ語・バンバラ語)
神様を称える曲。
ライラ イララ (神はひとつ)
神を信じて、善い行いだけをしよう、そうすれば必ず幸せになるから。
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