元祖トランスミュージック
FASOU BARA
ファソバラ
メンバー紹介
ドゥドゥ・ジョッブ (リーダー)
演奏楽器 バラフォン
故ヤヤ・クリバリ
演奏楽器 ドゥゴー
2004年、悪性マラリアのため死去。
カラモコ・トラオレ
演奏楽器 ドゥゴー
グゥーギィー・ジョップ
演奏楽器 バラフォン
トランス(恍惚)状態になった若者達が独創的なダンスを踊る場面。(収穫祭にて)
ファソバラ
ファソバラはバラフォ二スト、ドゥドゥ・ジョップを中心としたトランス(恍惚)ダンスミュージックの本場アフリカの誇る4人編成の音楽グループです。
尚、本場アフリカでは踊り手をトランス状態にさせるのに、ドラッグなどの危険物は一切使用しません。
メンバーの4名は1985年前後から10年間、海外公演を目的として結成されたセネガル共和国の国立舞踊団の中心的メンバーとして世界各国で活躍していた実力ある世襲制音楽家達です。
現在、ファソバラは在セネガル、ブルキナファソ大使館専属の音楽家として、政府や高官の首脳会議やパーティーなどでの生演奏を担当しています。
グループ名の「ファソバラ」とは、母国に尽くす、王様の馬 を意味し、彼らの祖父の時代以前から代々と受け継がれている世襲制の音楽グループです。
彼らはトゥルカ族の結婚式、誕生会、割礼、収穫祭などといった儀式や祝賀の宴で司会進行を担当し、楽器の演奏を通じてトゥルカの歴史や伝統を人々に伝授しています。
演奏スタイルは、トゥルカ族の伝統的な楽器であるグラグ(バラフォン)とドゥゴー(瓢箪太鼓)のコンビネーションで、人々をトランス状態へ誘い込み、恍惚状態にさせることで、人々に華麗なダンスを踊らせます。特に、トゥルカ族のダンススタイルは、踊り手によってそれぞれが個性的に創作されているため、とてもユニークかつアクロバティクなダンスを踊ることが魅力の一つです。
彼らの儀式や祝賀の宴に於いて、その中心的な役割を果たす人物は、率先して踊らなければなりません。というのも、彼らにとってダンスとは、自身の心の奥底から溢れ出す、感謝、感動、場合によっては悲しみまでもが、一瞬にして伝達できてしまう、最高のパフォーマンス(手段)だからなのです。
(追記)ライフラインの普及していない自給自足の生活を送る草原奥深くの集落でも、若者達のグループが最高のブレイクダンスを披露しています。それは、アメリカ、ヨーロッパ、カリブ海、ブラジルなどの黒人街で開催されているブロックパーティー(レゲエパ-ティーやヒップホップパーティー)の雰囲気そのものです。 結論、その昔、大海を渡ることを余儀なくされた黒人達は、どこに居ようが、どんなに苦境に立たされようが、自らのアイデンティティーを頑なに守り続けて生活しています。
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